香港の民主活動家である周庭(アグネス・チョウ)さん。
とてもかわいらしい女性ですが、8月10日に周庭(アグネス・チョウ)さんが逮捕されたと報じられ、そのニュースは世界的に波紋を呼びました。
日本の著名人からも抗議の声が相次いでいます。
いったい何をして逮捕されたというのでしょうか?
周庭(アグネス・チョウ)さんが逮捕された理由は?わかりやすく解説!
周庭(アグネス・チョウ)さんとは?
周庭(アグネス・チョウ)さんは、1996年12月3日生まれの23歳の女子大学生です。
日本語を流暢に話す親日家でもあります。
日本のアニメやアイドルが好きで、いわゆる「オタク」なのだそうで。
大学生ではありますが、民主活動家(社会活動家)としても知られています。
「学民の女神」とか「民主の女神」と呼ばれていますが、
インスタもやっていて、フツーの女子大生と同じです。
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超カワイイですね♪
こんなにカワイイ女子大学生が逮捕なんて、なんででしょうか・・・?
周庭(アグネス・チョウ)さんはなぜ逮捕されたのか?
AFP(時事)通信によると
香港の著名な民主活動家の周庭(アグネス・チョウ、Agnes Chow)氏が10日夜、国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕された。
国家安全維持法(国安法)違反の容疑とされています。
周氏の公式フェイスブック(Facebook)アカウントは「アグネス・チョウが国安法により、『分離主義を扇動』したとして逮捕されたことが今確認された」と発表。
警察筋はAFPに対し、国家の安全をめぐる捜査で10日に逮捕された10人のうちの一人が周氏だったことを認めた。
「国安法違反」で、「分離主義を扇動」とはどういうことなのでしょうか・・・?
国家安全維持法(国安法)とは?
BBC NEWSによりますと
中国が香港に対して新しい国家安全法を導入した。
とあり、香港に対して中国が新しく導入した法律だといいます。
香港での反政府的な動きを取り締まる中国の「香港国家安全維持法」(国安法)が施行され、香港市民は様々な変化に直面している。
香港の独立を提唱するなどしてこの法に違反した場合、最高で無期懲役が科される。
中国(中華人民共和国)は社会主義共和制国家です。
社会主義の代表的な国は「ソ連」でしたが、ソ連崩壊後、現在は中国(中華人民共和国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、ベトナム、ラオス、キューバなどが社会主義国家です。
(国の名前を並べると、なんとなくフーン・・・って分かる気が・・・?)
そして、香港は、中華人民共和国香港特別行政区(ちゅうかじんみんきょうわこくホンコンとくべつぎょうせいく)で、中国(中華人民共和国)の南部にある特別行政区になっています。
特別行政区とは・・・?
本国の地方行政制度とは異なる行政機関が設置され、独自の法律が適用されるなど、大幅な自治権を持つ地域のこと
とされており、すなわち、
という事になりますかね。
分離主義を扇動とは?
分離主義を調べてみると、
分離主義(ぶんりしゅぎ)は、国内における民族的、宗教的、人種的な少数派が、中央からの分離独立を目指すことを指す。 対応は、その国の情勢次第である。 独立を認めることもあるし、自治権で妥協させることもある。 また実力で封殺することもある。
(Wikipediaより)
とあります。
これを今回の件に当てはめてみると、香港はもともと特別行政区なので、中国(中華人民共和国)とは違うんですよっと訴えることとなるのではないでしょうか?
扇動とは
気持ちをあおり、 ある行動を起こすようにしむけること。
とあります。
中国としては
香港も中国の一部なのに、香港の人が「香港は中国とは違う!」とか、「香港は民主主義だ!」というと「香港の独立を提唱するなどしてこの法に違反した場合」に当てはまることになるようです。
しかし、この法律の問題点が・・・。
この法律の大きな特徴は、いわゆるグレーゾーンが非常に広いということ。『香港独立』という旗を持っていたという理由だけでも逮捕の理由になり得る。出典「香港国家安全維持法」強行に透ける中国の本心
何が法律に触れるかという詳細の定義はされておらず、誰かの何かが気に食わないというだけで逮捕され得るという、とても危険な法律になっているのです。
ザックリ簡単にいうと??
上記の流れを踏まえて、かなりザックリまとめてみました。
認められている所なのに、7月になってなにやら中国が香港に対して
香港内での反政府的な動きを取り締まる法律を作っちゃって、
「香港の独立を提唱するなどしてこの法に違反した場合、
最高で無期懲役が科される。」なんていう法律なものだから、
今までフツーに民主主義でいた香港の人が
「こらー!香港は民主主義で中国とは違う特別な地域なんだぞー!」っと
中国に反対しようもんなら、即逮捕になります…。
ってことですかね…。
かなりザックリですが…。
大昔の日本で、大したこともしてないのに、理由も分からず殿様に睨まれただけで「殿様に逆らうとはー、なにごとー!!」っと、訳も分からずにお侍さんに捕まっちゃう感じに似ています・・・。
(時代劇でしか見たことないですけど・・・)
周庭さんは(アグネス・チョウ)さんは釈放されましたが・・・
FNNプライムオンラインでは
香港の民主活動家で警察当局に逮捕され、11日夜に保釈された周庭さんが今回の逮捕について、「これまでで一番怖かった」などと語った。
周庭(アグネス・チョウ)さんは
「きのうの逮捕はとても突然。今まで4回逮捕されたが、正直、今回が一番怖かったし、一番きつかった」
とも語っています。
周さんは、逮捕容疑とされる、SNSを通じ外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたということについて、「警察当局から具体的な説明はなかった」と語った。
つまり、逮捕された具体的な内容については説明されていないという事です・・・。
「SNSを通じ外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えた」がいったいどういう事を指すのかも分からないまま逮捕されたというのです!!
正当な理由なく逮捕されたということになります・・・。
コワいですね・・・。
香港は100万ドルの夜景などとも呼ばれるぐらい大きなビルが建って商業も発達して、日本人の観光スポットとしても有名です。
しかし、ジワジワと中国に染められているようで、今までのようには気軽に行けなくなるかもしれません・・・。
まとめ
香港の民主活動家である周庭(アグネス・チョウ)さん。
周庭(アグネス・チョウ)さんは、1996年12月3日生まれの23歳の女子大学生。
日本語を流暢に話す親日家でもあります。
そんな周庭(アグネス・チョウ)さんが、10日に国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕されました。
11日には釈放されていますが、「きのうの逮捕はとても突然。今まで4回逮捕されたが、正直、今回が一番怖かったし、一番きつかった」と語っています。
逮捕容疑は「SNSを通じ外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えた」ことのようですが、それについての詳細はいっさい説明されなかったといいます。
つまり正当な理由も示されないままの逮捕となっていたわけです。
今後もこのような逮捕が横行しそうな予感ですが・・・。
2047年までは、香港は社会主義の中国と異なる制度を維持することが約束されているハズです。
その約束が、まもなく守られなくなっていくのでは?と香港の方も、世界中が恐れている状況です・・・。
とにかく、ただただ強行にするではなく、平和的に物事を進めていって頂きたいものですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!