待ちに待った夏休み!
お子さんのいるご家庭で毎年夏休みの悩みの種といったら、大量に出される「宿題」ではないでしょうか?
普段学校に行ってる時よりも多い勉強量になっているんじゃないか?と思うぐらい・・・。
しかし、毎日言ってるのにも関わらず、ちっとも宿題をやらない気配の子ども・・・。
そして、夏休み最終日近くになってから「宿題終わってない・・・」とノンキそうにしているお子さんを見て、イライラする親御さんも多いのではないでしょうか?
宿題代行サービスってバレないの?法的には問題は?学校の先生も親が宿題を手伝っていた?
親としては宿題終わらないなんてみっともないし、手伝って終わらせたいけど、もう時間がない!!
そこで、巷ではちょっと流行ってるらしい(?)のが、「宿題代行サービス」。
ちょっと後ろめたさもありますが、どんなのか気になりますよね。
「何かちょっと胡散臭そうだしぼったくられるのでは?」とか、「高いんじゃないの?」とか。
そもそも、他人に手伝ってもらって、先生にバレないの??っていう心配もありますよね。
今回は「宿題代行サービス」について調べてみます!!
宿題代行サービスってバレるんじゃないの?
誰もが経験したことのあるだろう、あの夏休みな宿題地獄・・・。
最後には「どらえもーん!!」って叫びたくなりますよね(笑)
誰かに代わって貰えるなら、代わって貰いたい!ですよね。
宿題代行サービスって興味あるけど、バレたら子どもがこっぴどく叱られて、恥ずかしい思いをさせるのでは・・・?と心配な部分もあるでしょう。
そこで、調べてみると、元教員の方が語っています。
単刀直入にいうと、宿題代行サービスは「絶対にばれます!!」
えーーー??やっぱりバレちゃうの――――ー???
バレたらダメじゃん・・・(涙)
宿題代行がバレる理由・・・。
元教員さんが語る「宿題代行がバレる理由」は以下の通りです。
普段の作文での言葉の使い方、漢字の使い方、文章のつなげ方、色々な要素で本人が書いたかどうかわかります。本人の癖は代行会社でもまねることは困難です。
確かに、普段接している先生からしたら、「この子こんな言葉づかいするワケないだろ!」っていうのは分かっちゃいますね。
作文や読書感想文だと分かりづらいようですが、計算問題や、ドリル的な問題の正答率は、普段接している先生が一番分かっているようです。
一番はここではないでしょうか?
どんなに「子供っぽく」書いたとしても、なかなかその子どもの筆跡って同じようにはまねできません。
字のくせだけではなく、筆圧の強さなども結局わかってしまいます。
たしかに、「筆圧」もありますよね。
そもそも、宿題代行サービスを使う家庭は、「受験を控えている」場合が多いでしょう。
当然、受験の情報が入っていて、さらには三者面談などで「夏休みの宿題は無駄だ」というような発言をしている場合は、当然教員も警戒します。
「宿題代行サービス」を使っているのは「お受験」を控えたお子さんを持つご家庭が多いのだとか。
確かに、今年はイレギュラーな年になっているものの、「お受験」の勉強の方が学校の教科書なんかよりもはるかに進んでいますし、お受験のためには学校の宿題なんかしてる場合じゃない!って事のようです・・・。
宿題代行がバレたらどうなるの?内申点に響いたり・・・?
元教員さんからしたら、
宿題を本人がやったかどうかは教員からするとものすごく簡単に見分けられます。
ただ、宿題代行サービスを使ったらからといって、成績を下げるかと聞かれたら、多くの場合下げないと思います。
「かわいそうな子どもだな」と思われるだけです。
成績には響かないようですが「かわいそうな子どもだな」って思われる・・・??
教員も忙しいので、いちいちこんなことに時間をかけたくありません。先生もいろいろと考えて宿題を出しているので、それに対して理解を示さない家庭よりも、しっかりと信頼してついてきてくれる家庭に時間を割きたいというのが本心です。
なるほど、ごもっともでございますね・・・。
だから、極端な話し、ばれたところで見捨てられるというところでしょう。
え・・・??
結局はダメってことですかね・・・?
先生の立場に立ったら、残業代も出ないのに、朝早くから夜遅くまで生徒のことを思って学校の授業の事をやりながら、夏休みの宿題を作っているハズです。
しかも、夏休み明けには、それを添削しなくてはいけません。
本人がやっていないっていうのが手に取るように分かるんだったら、先生だってやる気なくしちゃいますよね・・・。
ちゃんと自分が出した宿題をやってきてくれた子どもを優先的に見ちゃうのは、仕方ない事でしょう。
先生だって「人間だもの」・・・。
一生懸命答えてくれる生徒を応援したいというのは、人情でしょう。
「宿題代行」って法律に触れたりしないの?
いざ頼んでみたのはいいけれども、何か法律に触れちゃったりしないのでしょうか・・・?
弁護士ドットコムによりますと、
ーーお金をとって宿題代行する業者に法的問題はないのでしょうか
という質問に、
詐欺罪(刑法246条)は、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりした場合に成立するものです。 宿題代行サービスは、これを頼むのは子どもの親であり、親は代行であることが分かって料金を支払っているので、「人を欺く」ことにはならず、詐欺罪は成立しません。
とりあえず「詐欺罪」にはならないようです。
私文書偽造罪(刑法159条1項)は、行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した場合に成立するものですが、読書感想文や作文、ポスターは権利、義務に関する文書や図画とは言えません。
私立大学の入試答案について、これを採点した結果が入学に関する合否判定資料として、社会生活上の重要事項を証明するため、事実証明に関する文書とされた最高裁判決がありますが、読書感想文や作文、ポスターをもって入学に関する合否判定資料と言えるかかなり疑問です。したがって、私文書偽造罪も成立しないと考えられます。
この記事の弁護士さんによると、読書感想文や作文、ポスターもセーフなようです。
偽計業務妨害罪(刑法233条)も、宿題代行により学校業務が妨害されるとは言い難いでしょうから成立しないと考えられます。もし成立するとすると罪に問われるのは代行業者ではなくて提出をさせた親となるでしょう。
民事上も、宿題代行を頼む親との関係では詐欺に当たることはないですから、取り消しによる料金の返還請求は認められません。学校との関係でも、業務妨害罪が成立しない以上は、民事上の問題は生じないでしょう。
この記事の弁護士さんによると、偽計業務妨害罪にもあたらないのでは?というようです。
ネットの反応は?
賛否両論の意味が分からない。否しかないけど。
やれない事はやらなくていいし、それで評価を受ければいい。金で解決するのは子どものためにならない。
スポーツや他の事を頑張ってるから、っていう理由があればその旨を教師に伝えればいいだけで。教師が厳しくて、どうしてもやらないといけないんだったら親が手伝えばいいし。
教師は見ただけで、この子がやったか分かるからお金払うだけ無駄だと思うけど。
課題を金で解決させて、子供達は成長するのか?大人になった時に、目の前の課題を自分で解決出来ないのでは?
旅行や習い事をしつつも、宿題を終わらせるのが一番なのでは?それが夏休みでしょ!
法律の問題?
法律で禁止されていないなら頼んでも良いの?
こんなの頼むくらいなら、親が先生宛に一筆「うちのこどもには親の責任で宿題はさせません」と書けばいいだけだと良いと思う
別に宿題なんてやってもやらなくてもいい。
本人が必要ないと思えばやらなくてもいい。ただやらないことによって何がどのようになるのかをしっかりわかっていれば。社会に出れば無駄なことだってやらなくちゃならないこともたくさんある。そう言う時のための訓練であると思ってる。やったらどうなるのか、やらなかったらどうなるのか。そうなった場合に自分はどう対処すればいいのか。そういう経験になればいいな。
代行は違うと思うなぁ
そもそも、宿題を出さなきゃ子どもが成長できないような環境になってること自体に問題があると思うけど。子どもにとって他に集中して取り組むべきタスクがあるのならそっちを優先するのは当然で、無理に宿題をこなさせようとする風潮を正していくべき。
惰性でノルマをこなすスキルを習得しても、「働かないおじさん」としての能力が上がっていくだけだと思う。
学校は、なにか休ませることが罪悪かのように、夏休みの時間を埋めてしまうくらいに宿題をを出すが、それこそを辞めるべき。 宿題としては、自由研究、読書感想文、作品づくり、いずれか1つを自由選択にするくらいで十分。あとは生徒にまかせて、好きにしてもらえばよい。あまりにも多くの課題を出すから親が手を出す。自由研究でも、小学生では不可能なくらにの内容を堂々と出して、それが優秀賞を取るといったことを、やっている。学校も気がついているはずだが、そこには立ち入らない。本当に歪んでいる。
この代行が問題ではなく、そもそも無駄な宿題・無駄に多い宿題が大問題なのに論点ずれてるね。復習型のドリルと自由研究だけでいいよ。自分の時には期間中の行動記録表やら弁論やらで無駄ばっかりだったな。いまの小学生は登下校の際、荷物多い、夏休みの宿題が多い、あの、根本から変えていく必要あるんじゃないの?そもそも休み期間中も朝から机にかじりついて勉強させること前提で多くの宿題を出すこと自体がおかしいような気がするが。負担にならないような分量って考えられないかな。
たしかに「夏休み」という言葉なのに、休めないほどの課題が大量に出されるのはいかがなものか・・・?という声や、宿題はできないんだったら「できなかった」といえば良いという声。
筆者は「先生」の親という人物が、さも得意げに
「私なんて毎年寝ないで子どもの宿題やったんだから!」と自慢げに話していた方に、ビックリさせられた事がありました。
「ぇ?お子さんって”教師”なんですよね?親がそんな事ペラペラ喋っちゃっていいの・・・?」
あまりにも得意げな武勇伝のように自慢していたので、
「そのうち回りまわって、お子さん(今は教師)の周りの人の耳に入ったらどう思うんだろう?」
教え子から「先生だって親とかに宿題手伝って貰ってたんでしょ?」なんて言われることもあるのでは・・・?
代行サービスからちょっと話がそれてしまいましたが・・・。
結局は親も子どもも自分自身!
前出の「元教員」さんが語っています。
結局は与えられたものをしっかりやって両立した子が受験でも成功します。
夏休みの宿題を取り繕って提出したとして、それが「子どものため」になるのかどうか・・・?
そして、こう続けています。
お金で解決をした親をみた子どもをどう思うのだろうか。
仮に読書感想文の大会で章をとったら(もしくはクラスで表彰されることになったら)、本当は表彰されるはずだった他の子の機会を奪ってしまっているのではないか。
「宿題代行サービス」はただ「宿題を代行してもらう」以上の教育的問題を秘めているように思います。
とっても深い言葉だと思います。
手軽に宿題代行サービスは頼める時代になりましたが、それは親のためなのか?子どものためなのか?
前出のように、もし子どもが将来「先生になりたい」と言って教師になって、
教え子に「先生も親や代行サービスで宿題して貰ったから」という教育者になっちゃっていいのでしょうか・・・?
親としても子ども自身が書いたヘタっぴな絵日記や読書感想文だって、他人が書いたものよりも、ずっと思い出に残るものになるハズです。
宿題代行サービス、依頼する前に、親子でいったん考えてみる必要がありそうですね。