持続化給付金事業を電通の「幽霊法人」である一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」が受託していた問題。
今までは、社団法人である「サービスデザイン推進協議会」は利益を出すための法人ではなく、代表理事も無給と説明していました。
しかし、電通が代表理事(設立時)に対して、「サービスデザイン推進協議会案件」等の名目で約1000万円を支払っていたことが、週刊文春の取材によって明らかになりました。
そして、設立時の代表理事というのが、赤池学氏。
赤池学のプロフィールや経歴は?電通との黒い繋がり?裏金1000万円?
赤池氏は「サービスデザイン推進協議会案件」設立時から2年にわたって代表理事を務めており、株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所(UDI)の所長も務めていました。
今回は赤池学氏について、いったいどんな人物なのか、電通からの報酬ついてなど調べていきます!!
赤池学氏のプロフィール&経歴
武蔵野美術大学講師
経済産業省産業構造審議会産業技術分科会委員
文部科学省革新技術審査委員会審査委員
日本デザイン振興会グッドデザイン賞審査員
農林水産省バイオマス・ニッポン戦略推進委員
早稲田大学環境総合研究センター客員教員
北九州市環境首都リサーチセンター主任研究員
キッズデザイン協議会キッズデザイン賞審査委員長
ユニバーサルデザインに基づく製品開発、地域開発を手掛ける。
「生命地域主義」「千年持続学」を積極的に提唱し、地方自治体や中国の産業創出プロジェクトや地域ならではの産業技術、人材、地域資源による「ものづくり」プロジェクトの運営、環境技術関連の地域資源データベース構築の事業にも参画する。
赤池氏は政府に関係する委員なども務めています。
そして、赤池氏は「科学」の科目で、テレビ番組の『世界一受けたい授業』に科学技術ジャーナリストとして出演したこともありました。
そして、「食と農の応援団」では次のようにメッセージを記しています。
社会システムデザインを行うシンクタンクを経営するかたわら、製造業技術・科学哲学分野の執筆、評論を手がけています。問題意識としては、地域資源を活用した地域システムを創出する「生命地域主義」、再生可能な生物資源を活用した持続性を開発する「千年持続学」を提唱し、地方自治体や中国において、地域資源や地域連携を活用した産業創出プロジェクトに取り組んでいます。
ユニバーサルデザイン総合研究所の活動としては、「ユニバーサルデザイン」に基づく、高齢者、障害者、健常者、子どもたちが使いやすく、住みやすいものづくり、まちづくりの調査研究活動に従事し、事業としては、企業のユニバーサルデザイン製品・食品の開発コンサルティング、青森県、宮城県、福島県、岩手県、山形県、小笠原村、小国町、北九州市、飯田市などの地域開発、産業システム、環境製品開発を手がけています。
特に、新潟県の異業種13社によるユニバーサルデザイン製品の開発コンソーシアム「UD21・にいがた」のプロデュース経験を受けた、農作物、食品開発の具体的事例などをご紹介することが可能です。
また、三重県とは、環境保全型農作物・食品の情報公開システムを開発し、このアーカイブを利用した地域産業連携を形にするとともに、三重ブランド、三重ブランドチャレンジャー、地物一番等の認証事業策定に参画し、食と農の地域ブランド事業の先行事例をプロデュースしてきました。小笠原村とも、持続可能なアグリアイランド化の開発構想を受託し、食と農をベースにした持続可能な開発プログラムについてお話することができます。
また、経済産業省産業構造審議会産業技術分科会委員、文部科学省革新技術審査委員会審査委員、農村地域工業導入センターゼロエミッション委員会、地域資源活用促進委員会、地域連携促進委員会、バイオマス活用委員会委員アグリバイオ研究開発委員会委員等の政府委員活動を受けた、食農関連の政策や先進動向についても講演が可能です。
持続可能な地域開発の啓蒙と実践で、2002年度日本感性工学会学会賞受賞。科学技術の積極的な普及啓発活動で、2003年度日本文化振興会社会文化功労賞を受賞しています。
現在は「環境共創イニシアチブ」(SII)の代表理事でもあります。
赤池氏と電通の黒い繋がり?
週刊文春では、「電通関係者」から次のような証言が記載されています。
赤池氏は一般社団法人『環境共創イニシアチブ』(SII)の代表理事も務めていますが、このSIIとサ協に関する報酬を電通が肩代わりする形で、赤池氏側に年間1千万円ほどの支払いをしていました。民間同士の契約にすることで、国の事業に義務付けられる審査の目から逃れられる。外部からのチェックが不可能な“裏金”といえます
個人名はないものの電通関係者が「裏金」と証言しています!
そして、赤池氏が所長を務める株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所(UDI)の代表取締役CEOの竹腰稔氏が、実名で次のように証言しています。
「弊社において、取材があっても『何も知らない』で押し通すという指示が通達されましたが、包み隠さず話すべきだと思ったのです。サ協代表理事が『無償だった』という説明は正しくありません。弊社から電通に提出された過去の精算見積書を見ると、実際に報酬が支払われていたことが分かります」
と「サービスデザイン推進協議会」が「無償」だったという説明は正しくはなく、実際に赤池氏に報酬が支払われていたと認めています。
しかも、取材に対しては何も答えるなというお達しです。
竹腰氏が示した2枚の見積書の件名は「国プロジェクト事業開発」となっており、2017年9月30日付と2018年3月7日付の半年分ずつで、どちらも金額は5,400,000円ずつになっています。
そして、支払い名目は『国プロジェクト事業開発アドバイザリーフィー』となっていて、「サービスデザイン推進協議会」が受注している国の事業に関して、代表理事の赤池氏に報酬が支払われていたということが分かります。
週刊文春が赤池氏、電通に質問状を送ったところ、回答はなかったとのことです。
スルーですかね・・・。
ネットの声は?
自分が勤めてた会社が電通と取引を行ってたけど無茶振りな上から命令(依頼)や営業さんへの今ま言うパワハラ発言とか当たり前だった。それだけに何があっても「電通だからな」の一言が出るだけで驚きも無い。昔から色々とボロが出てるのに何十年経っても体質は変わないね。
なんかもう手慣れてるっていうかこういう中抜き、隠蔽が常態化してるんじゃないか。毎度毎度同じ会社に委託されている場合一度企業に支払われた委託費が還流して献金されるシステムが出来ている可能性もあるからこれも解明して癒着を断って公平な競争入札への道を開かないといけない。
我々が一生懸命働いて得たお金から搾取された税金を電通ごときの一私企業が好き勝手にしている事実が明らかになってもTV・新聞は何も動かない。
コロナ禍で、どの会社も資金繰りに奔走しているさなかに何もしなくても政府から税金を湯水のように投入してもらえる私企業など有ってはならない!
政府=電通の癒着を国民は断固許しては駄目だ!
国民の血税を一部の人間で分け合う仕組みができてしまっている。納税は国民の義務だが、使う人間が自分達のことしか考えないようでは、税金を払いたくない。罰則を設けて厳しく取り締まる必要があると思う。
まとめ
電通の「幽霊法人」である一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」、「環境共創イニシアチブ」(SII)の代表理事を務めている赤池学氏。
社団法人である「サービスデザイン推進協議会」は利益を出すための法人ではなく、代表理事も無給と説明していましたが、電通が「サービスデザイン推進協議会」代表理事(設立時)の赤池学氏に対して、「サービスデザイン推進協議会案件」等の名目で約1000万円を支払っていたことが、週刊文春の取材によって明らかになりました。
赤池氏は1958年生まれで東京都出身。筑波大学第二学群生物学類卒業し、科学技術ジャーナリストとして活動。
1996年に(株)ユニバーサルデザイン総合研究所設立。
そして、経済産業省産業構造審議会産業技術分科会委員や、農林水産省バイオマス・ニッポン戦略推進委員など政府関係の委員なども務めました。
株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所(UDI)の代表取締役CEOの竹腰稔氏が「弊社から電通に提出された過去の精算見積書を見ると、実際に報酬が支払われていたことが分かります」と証言。
提出された見積書の件名は「国プロジェクト事業開発」となっており、2017年9月30日付と2018年3月7日付の半年分ずつで、どちらも金額は5,400,000円ずつになっています。
そして、支払い名目は『国プロジェクト事業開発アドバイザリーフィー』となっていて、「サービスデザイン推進協議会」が受注している国の事業に関して、代表理事の赤池氏に報酬が支払われていたということが分かります。
沈黙を通している赤池氏ですが、出てきた内容に対してきちんと説明すべきではないでしょうか?
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!