2020年本屋大賞に凪良ゆう(なぎら ゆう)さんの『流浪の月』が大賞作品に選ばれました!
『流浪の月』
2020年本屋大賞を受賞しました。刊行からずっと応援してくれた書店員の皆さま、読んでくださった皆さま、東京創元社の皆さま、版元の垣根を応援してくれた各社担当編集の皆さま、ありがとうございました! pic.twitter.com/nE9gOfLKZV
— 凪良ゆう (@nagira_yuu) April 7, 2020
芥川賞とか直木賞とかよく聞きますが、本屋大賞とは「全国の書店員が選んだ一番売りたい本」っという事で、
毎日本に接している全国の本屋さんの書店員さんが一押しする本の大賞作品を選ぶという賞です。
『博士の愛した数式』や『舟を編む』など、「本屋大賞」を受賞した作品がドラマや映画化されたりと、注目を集めています。
今回は凪良ゆうさんのプロフィール、これまでの作品などをまとめていきます!!
凪良ゆうプロフィール
名前 | 凪良ゆう(なぎら ゆう) |
生年月日 | 1973年1月25日 |
出身地 | 滋賀県 |
兄弟 | 三姉妹の末っ子 |
凪良ゆう(なぎら ゆう)さんは、ペンネームだと思われます。
本名は公開されていないようです。
2020年4月で47歳です。
名前からだけだと男性?女性?か若干迷う感じですが、女性の方です。
2020本屋大賞に凪良ゆうさん 「流浪の月」無観客で発表 https://t.co/pB46mpdVdM
— 🦒欅文学者:深読みのウッチー🏓 (@2000JOLEGEND) April 7, 2020
『わたしの美しい庭』著者・凪良ゆうが語る、人の縁の難しさ 「集まるというのは、排除することと同義」 https://t.co/oJbZdXf1Ao pic.twitter.com/ahec6FDNEE
— リアルサウンド ブック (@realsound_b) January 16, 2020
凪良ゆうさんは、BL(ボーイズラブ)作家として10年以上のキャリアを持つ作家さんです。
ボーイズラブとはいわゆる男性同士の恋愛を描いた作品の事です。
最近は『おっさんずラブ』などの作品で世間でも身近な存在になっていますね。
凪良ゆうさんは三姉妹の末っ子。
お姉さんたちの影響で小さい頃から大の漫画好きで『ジャンプ』『りぼん』『花とゆめ』などいろんな漫画雑誌を読みあさっていたそうです。
少女漫画、少年漫画、同性愛を描いた漫画など、どれも差もなく大好きだったとのこと。
『花とゆめ』は当時から男性同士の恋愛が掲載されていたそうなので、BLについては「フツ―だ」と思っていたのかもしれません。
自ら腐女子と公言されています。
小中学生ぐらいで『りぼん』なら分かりますが、小さい頃から『ジャンプ』や『花とゆめ』を読む環境にいた事が、後の作家人生に大きく影響したのではないでしょうか?
とにかく漫画が大好きだったため、「漫画家になりたい」と少女雑誌『マーガレット』に投稿したことも。
しかし、とある日に突然創作意欲がなくなってしまい、漫画を描くことをやめてしまいます。
その後はバンドをやったり、10年ぐらい漫画を描くことから離れた生活を送っていました。
とある日、ネットで『銀河英雄伝説』を見つけ、若い頃この小説にハマっていたなぁと思い返し、『銀河英雄伝説』にのめりこみます。
この『銀河英雄伝説』がきっかけになって、再び創作意欲に火が付きます。
そこからは漫画ではなく小説を書くようになりました。
書き始めると楽しくて仕方がなくて1日中作品を書くようになり。
「そんなに書きたいならプロになれば?」と家族から言われ、「ぁ、そうか。それなら何か送ってみよう。」っと投稿してみたのだとか。
凪良ゆうの経歴・主な作品
2006年『恋するエゴイスト』でデビュー。
2007年に長編小説『花嫁はマリッジブルー』を発表。
この作品がBL作家としてのデビュー作品となり、以降数多くのBL作品を発表していきます。
主な作品として、『積木の恋』『未完成』『美しい彼』『ショートケーキの苺にはさわらないで』『おやすみなさい、また明日』『2119 9 29』『雨降りvega』などがあります。
BL界の大家として10年以上のキャリアを積み上げてきた凪良ゆうさん。
出版社からも注目を浴びるようになりましたが、
「もっと縛りなく自由な登場人物が書きたい」
という思いから、初めて女性が主役の作品『神様のビオトープ』を書き上げます。
この作品でさらに世間の注目を浴びることになります。
そこから今までのBL作品の域を飛び越えて、一般文芸のジャンルにも挑戦していきます。
そして、今回『流浪の月』が2020年の本屋大賞を受賞となりました!!
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『流浪の月』は、引き離された男女のその後の時間を描いた物語。家に帰れない主人公の少女は、公園で出会った19歳の青年に助けを求める。青年は彼女を受け入れるも世間からは誘拐事件として捉えられてしまい、社会から一方的に被害者と加害者としてそれぞれ糾弾、同情されてしまう…。そして数年後に再開し、周囲の人を巻き込みながら新しい人間関係への旅立ちが描かれている。
まとめ
三姉妹の末っ子の凪良ゆうさん。
幼い頃からお姉さんたちの影響で、いろんな漫画雑誌を読んでいました。
とにかく漫画が大好きで読みあさっていました。
少女漫画、少年漫画、同性同士の恋愛を描いた漫画に小さい頃から親しんできました。
BL(ボーイズラブ)の分野で10年以上のキャリアを積んで、一般文芸の分野にも幅を広げて活躍。
このたび『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞し、今後ますます活躍が楽しみの作家さんです!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!