2019年の参議院選挙を巡る選挙違反事件で、広島選挙区から出馬した河井克行氏とその妻案里氏が、公職選挙法違反(買収)で逮捕されました。
逮捕容疑の買収総額は約2570万円にも上るといいます!
河井克行(元法相)・案里夫妻逮捕後の流れは?起訴は確実か?
公職選挙法(買収)で逮捕された河井夫妻。
これからの流れはどのようになるのでしょうか?
今回はそこらへんを調べてみます!!
公職選挙法違反で逮捕されたら、その後どうなる?
公職選挙法違反や罰則については、前回の記事にまとめましたのでご覧ください。
「公職選挙法違反とは?罰則についてはどうなっているの?違反するとどうなる?」
国会議員である夫婦が揃って公職選挙法違反で逮捕されるのは、前代未聞の事件ではないでしょうか?
河井夫妻、逮捕はされたものの、今後の流れはどうなるのでしょうか?
逮捕からその後の一般的な流れを見てみます。
まずは
①逮捕
公職選挙法違反で警察に逮捕された場合、逮捕後に、警察官による取り調べを受けることになります。
警察では48時間以内に検察官に事件を送致するかどうか判断します。
今回の河井夫妻の場合は、既に検察側の広島地検と東京地検特捜部で動いているので、逮捕されたらもう検察官送致になるのかな?と思います。
②検察官送致
検察官送致された場合、検察官による取り調べが行われることになります。
検察官は24時間以内に被疑者の身柄を引き続き拘束するための勾留請求を裁判官に行うかどうか判断していきます。
③勾留
勾留とは、「被疑者または被告人を刑事施設に拘束する処分のこと」を言います。
勾留請求が認められた場合には、原則として10日間勾留され、取り調べを受けることになります。
また勾留の延長が認められた場合にはさらに10日間延長され、勾留期間は最大20日に及ぶ可能性があります。
④起訴・不起訴の決定
検察官は、刑事裁判にかけるかどうか起訴・不起訴の判断をします。
刑事裁判にかける必要がないと判断された場合には、不起訴となり身柄は釈放され、犯罪者として「前科」がつくこともありません。
今回の河井夫妻の場合は、ほぼ「起訴」されるのではないかと思われます。
(不起訴なんて国民が許さないぞ!みたいになるかと思われます・・・)
⑤刑事裁判
検察官が起訴した場合は、刑事裁判の中で有罪か無罪かが決定することになります。
起訴された場合は、約99%とも言われる高い確率で有罪になっているというのが現状です。
ですので、今回の河井夫妻が起訴された場合は、ほぼ「有罪」が確定するのではないかと思われます。
まとめ
公職選挙法違反で逮捕された場合、まずは警察官による取り調べが行われます。
そして、48時間以内に検察官送致するかどうかが判断され、検察官送致となった場合、今度は、検察官による取り調べが行われます。
検察官は24時間以内に勾留請求を裁判官に行うかどうかの判断をします。
勾留請求が認められると、原則10日間勾留されて取り調べを受けます。
再度勾留延長が認められると、さらに10日間勾留の延長され、最大20日間勾留される可能性があります。
検察官は、起訴するか不起訴にするかを判断し、不起訴の場合は身柄を釈放され、犯罪者としての前科はつきません。
しかし、起訴となった場合は刑事裁判で有罪になるか無罪になるかになります。
今まで起訴された場合は99%という高確率で有罪になっているのが現実です。
今回の河井夫妻が起訴された場合も、有罪が確定するのではないかと思われます。
容疑を否認している河井夫妻ですが、一刻も早く「正しい真実」を明らかにして頂きたいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!